高校の入学式の日。
正直、式の内容はあんまり覚えてない。
覚えてるのは、あのカオスな出来事と、
そのあとすぐバイトの面接に行ったこと。
普通は入学式のあとって、家族でご飯とか行くのかな。
でもうちは違った。
母は出稼ぎでいないし、
「これからお金かかるな」っていう現実の方が大きかった。
だから私は、そのままバイトの面接へ。
制服のまま行った気がする。
今みたいに“隙間バイト”なんてなかった時代。
働くなら、ちゃんと面接を受けて、
ちゃんとシフトに入るしかなかった。
今思うと、なかなかの行動力だけど、
当時はそれが普通だった。
で、結果は即採用。(姉のコネ利用)
そして次の日からバイト開始。
高校生活スタートと同時に、労働スタート。
今思えばちょっと面白いけど、
当時は「やらないと」って感じだった。
お金がないって、こういうことなんだなって思った。
でも不思議と、嫌だった記憶はあんまりない。
むしろ「自分でなんとかしてる感」があって、
ちょっとだけ大人になった気がしてた。
この頃から、
“自分でお金を稼ぐ”っていう感覚が、
当たり前になっていった気がする。
このときはまだ、この先とんでもないお金の失敗をするなんて思ってなかった。

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